フランス語の文法書何使ってる??初心者にもオススメの文法書
さて、最近はラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法 を読み進めながらフランス語の文法を復習する、というエントリを続けています。
※なぜフランス語文法の復習をしていくことを思い立ったのか、については以下の記事をご覧ください。
slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com
もちろん、単にこの本だけではなく、この本で扱われている文法事項について他の文法書の記載を確認しながら書いています。
英語に比べるとなかなか種類も少ない文法書。
今回は私がよく参照している文法書のうち、初心者〜中級者にオススメだと思われるものを紹介したいと思います。
1 私が考える文法書の条件
ところで、紹介前に私が考える必要な文法書の条件というものを考えてみましたが、正直これは何を目的にするかによる、としか言えないような気がします。
ただ、大まかに言えば次の点に求められるのではないでしょうか?
- 例えば、初心者で全くフランス語の文法を知らない人で全体像を見たい
→ とにかく基本ポイントがまとまっていて、理解するのに必要な練習問題も適度にあるもの
- 中級者だが、一通りさっと復習したい。
→ 基本ポイントを押さえつつ、なるべく薄くさっと復習できるもの
- 手元に置いておいて何か難しい用法などが出た時に辞書的に確認するもの
- 中級以上の人でテーマ別にその事項を詳しくやりたい人
ということでこれさえあればOK、というものではなく、いくつかのものを組み合わせて使っていくということが良さそうです。
2 文法書の紹介
というわけで私がいつも参考にしているものを紹介します。
(1)久松 健一 ケータイ「万能」フランス語文法
まず、フランス語を知らない全くの初心者にオススメなのが、これ。
・持ち運びしやすくコンパクト
・全くの初心者に必要な文法のポイントをしっかり網羅
・解説もわかりやすい。
というところがメリットです。
一通り読んだ後は、ものすごく簡単な文法辞典としても使えるので、超基本事項で曖昧になっている知識を確認するのにも使えます(試験前に一通り復習するとか、ポイントだけ読み返すとか)。
私も基本事項を説明する際に、この本ではどのように説明しているのかな?ということを確認するためにいまだによく見ます。
注意点としては、
・CDがついていません。
・練習問題がありません。
あとは全ての文法事項を見開き1ページで解説する、という方針となっているため、文法事項によっては解説が浅い部分があります。
が、そこはこれだけの薄さなので仕方がないと思います。
(2)森本 英夫 増補改訂版 新・リュミエール―フランス文法参考書
先ほどの、「ケータイ「万能」フランス語文法」はCDと練習問題がついていませんでしたが、その2点が必要であれば、こちらをオススメします。
・文法事項の解説はケータイ「万能」よりもしっかり。
・例文もある程度しっかりある。
・何よりCDと練習問題がある。
ということで、私の場合にはこれをPDFに自炊してiPadに入れています。
めちゃくちゃ重いわけではなくむしろコンパクトな部類ですが。。。
私の場合、こちらは基本事項をどのように説明しているか、だけではなく自分自身が曖昧になっている部分の確認を含めてよく参照します。
例えば、前回のエントリでは、受動態を扱いましたが、フランス語での受動表現を表す3つの方法(être + 過去分詞、 代名動詞、onを使う)とその違いってなんだったけ?といったことについてしっかり復習するために使ったり、とかです。
slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com
3 全然初心者向けではないですが・・・
で、ここからは全く初心者向けではないですが、私も本当にわからないものを調べる場合には、以下を使っています。
ただ、なんかですね、古臭いし初心者にはオススメしません。
これは昔買って家にあるから使っているだけで、できれば他の本格的な文法書にも興味があります。
今のところ以下の2つに興味があるので、もし使っている方がいたらどんなもんか教えてもらえると嬉しいです。
それではまた。
A la prochaine fois !