【文法レッスンシリーズ6】se faire + 不定詞
ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法(以下本文中では「中級文法」と言うことにします)に沿って少しずつ文法の復習をしていくシリーズ。
第6回は「se faire + 不定詞」です。
※なぜ文法の復習をしようと思い立ったのかについては、以下の記事をご覧ください。
slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com
faireという動詞は、フランス語の中でもめちゃくちゃ使う動詞ですよね。
私は適当な性格なので、動詞がわからなくて困った時は、
faire か mettre にそれらしき名詞を組み合わせてしのいでいます笑。
もちろん良い子の皆さんは真似しないように。
それでは、早速今回のレッスンです。
1 おさらい faire + 不定詞
まず、今回の se faire + 不定詞 に入る前に、faire + 不定詞の復習をしておきましょう。
faire + 不定詞はいわゆる使役の意味(〜させる、〜してもらう)で使われますね。
例:Je fais venir ma soeur. 妹を来させる。
目的語(この場合には ma soeur) が代名詞(彼女)になるとfaireの前に置かれます。
例:Je la fais venir. 彼女を来させる。
これが複合過去になっても時制の変化はないことに注意して下さいね。
例:Je l'a fait venir. 彼女を来させた。
命令文では以下のようになります。
例:Faites sortir le chien. 犬を外に出して下さい。
ちなみに似たような表現で laisser + 不定詞 (〜させておく)がありますね。
例:Je laisse prendre ma voiture à mon fils. 息子にも車を使わせておいている。
フランスにいた時は、立ち話などを終えて「じゃあこれで」「またね」という去り際に
Je vous laisse.
なんて形でよく使います。
このfaireとlaisserの使い分けですが、前回紹介したケータイ「万能」フランス語文法では以下のように説明しています。
faireは前向き(積極的)に働きかけて「〜させる」ケースに、laisser は遠巻き(消極的)に相手の行動を妨げずに「(勝手に)〜させておく」と考えてみたらいかがでしょうか。
引用:ケータイ「万能」フランス語文法 P225
2 se faire + 不定詞
さて、ここまで理解したところで、se faire + 不定詞 です。
「代名動詞」を取り上げたレッスン1でもみた通り、そもそも代名動詞を使った表現は自分自身にその行為が返ってくるという性格でしたね。
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こうした原則を考えると、faire + 不定詞で意味していた「〜させる」という使役の意味が自分自身に返ってくる。つまり「〜してもらう」または「〜される」 という意味になってくるんですね。
いくつか例を見てみましょう。
例:Je me suis fait aider par son ami. 友人に手伝ってもらった。
Je me suis fait opérer dans cet hôpital. この病院で手術してもらいました。
Il s'est fait voler son portefeuille. 彼は財布を盗まれた。
3 終わりに
今回は se faire + 不定詞 の文章を学びました。
少し短いですが、今回はこれまで。
それでは、また次回。
A la prochaine fois !
過去の文法レッスンシリーズはこちらから。
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