【文法レッスンシリーズ5】比較の文 La comparaison
ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法 ( )
(以下本文中では「中級文法」と言うことにします)に沿って少しずつ文法の復習をしていくシリーズ。
第5回は「比較の文 La comparaison」です。
※なぜ文法の復習をしようと思い立ったのかについては、以下の記事をご覧ください。
slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com
ところで「比較の文」といっても以下のようにいくつか種類があるんですね。
- 形容詞・副詞の比較(より大きい。とか、より速く〜する。とか)
- 名詞・動詞の比較(量の比較ですね。子供より大人の方が多い。とか、彼は私よりよく働く。とか)
- 最上級(形容詞・副詞・名詞・動詞いずれも)
今回は、1の形容詞・副詞の比較を取り扱います。
それでは、早速今回のレッスンです。
1 比較の文?
例えば、AとBという二つの要素を比較する際、基本的には、以下のように3つの表現がありますね。
- AよりBである la supériorité
- AよりBでない l'infériorité
- AとBは同じくらいである l'égalité
これらのそれぞれについて決まった形があります。
2 比較の文の作り方
基本的に形容詞・副詞のどちらの形態も同じ形になり、plus, moins, aussi と que/qu' によりAとBの2つの要素を比べていきます。
具体的に見ていきましょう。
(1)形容詞とともに
例:La ville de Lyon est plus petite que Paris. リヨンの町はパリより小さい
moins chère que Paris. リヨンの町はパリより高くない
aussi jolie que Paris. リヨンの町はパリと同じくらい美しい
注意点としては、bon を使う時です。
plus bonとはならず、meilleur(e, s, es) を使います。
例:Ce vin est meilluer que celui-là.
(2)副詞とともに
例 : À Paris, on parle plus vite qu'à Lyon. パリではリヨンよりも速く話す
moins vite qu'à Lyon. パリではリヨンほど速く話さない
aussi vite qu'à Lyon. パリでは、リヨンと同じくらい速く話す
こちらもbienを使うときは、plus bien とはならず、mieux を使います。
例:Je me sens mieux à Lyon.
なお、人を比較するときには、queの後には、人称代名詞の強勢形を使います。
例:Ils parlent moins vite que toi.
3 終わりに
今回は比較の文を取り上げました。
日常会話でも比較は結構使います。しっかり基礎固めしておきましょう。
ところで、今回の「中級文法」の例文では、ラファエルが、「(試験の結果を)どうだった?(Alors?)」と聞いて、クララが「L'examen a été plus facile que je le pensais.」と答えるやりとりが例文として挙げられています。
私の留学中の経験だと、試験どうだった?というのをAlors?で聞かれることはあまりなく、Ça a été ? と聞かれることが多かったように記憶しています。
それでは、また次回。
A la prochaine fois !
過去の文法レッスンシリーズはこちらから。
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