フランス留学するだけフランス語力が上がることはない、という話と留学時に気をつけること。
今週は忙しくほとんど更新ができなかったんですが。。。
以前、ドイツ在住のフリーライター雨宮さん(雨宮@フリーライター🇩🇪 (@amamiya9901) | Twitter)のツイートでこんなことが呟かれていました。
医学部に入学したからといってだれもが楽に医者になれるわけではないのはみんな知ってるのに、海外に住んでいれば外国語がペラペラで当然、住んでいれば話せるようになるもの、と思い込んでいる人がこんなにも多いのはなぜなのか。
— 雨宮@フリーライター🇩🇪 (@amamiya9901) June 1, 2018
外国語を習得した人はみんなちゃんと勉強しているんだぞ。
これはねー、本当にそうなんですよ。
外国にいっただけでその国の言葉が喋れるようになることはありません。
まさに僕が実例ですが笑、油断すると、何年もいるのに挨拶と買い物で必要な程度の言葉しか覚えていない、ということになりかねません。
やはり外国語を習得するには地道な勉強しかないんですね。
そうするとその国に留学する、ということには一体どういう意味があるのか。
以前紹介した記事で「英語達人塾」という本を紹介しましたが、
slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com
そのなかでは、留学時の心得が3つポイントとして挙げられているので簡単に紹介します。まあ、これを実践するのが難しいのですが・・・
(P158)
1 しっかりと下準備をする。
そりゃそうですよね。
漫然と行き、漫然と帰ってくるだけでは本当に身につきません。
日本にいるうちから文法を勉強し、語彙力をつけ、音読を繰り返し、といった地道な勉強をしっかりとやっておく必要があります。
また、留学先のこともよく調べておく必要があります。
得意な分野、どういう教授がいるのか、周りの環境、などなど、今はインターネットで相当調べることが可能ですし、できれば実際に留学した人からの意見を聞いてみるのが一番です。
2 かぶれるな。
これはなんのことか。
ようするに、外国に滞在して何ヶ月かすると「何となく周りと会話が通じ」、自分もいっぱしの話者になったような錯覚に陥ることがありますが、これを戒めているわけです。
そうした感覚の多くは、特定の生活環境に関する共通の知識に助けられて話が噛み合っているだけのでことで本当の意味での力はついていないというわけです。
さらに、留学先の言語文化にかぶれ、その環境下における母語話者の俗語などを真似て得意になってしまうこと。
いますよねー、こういう人。
私はこのこと自体は、コミュニティへの適応という意味でまったく悪いことではないと思いますが、やっぱり場面場面に応じた適切な言葉の使い方をしっかり学ぶなど、客観的であることは重要だと思います。
やっぱりちょっと改まった場で「これって半端なくね?」みたいなことは言いたくないじゃないですか笑。
3 外に出る。
「英語達人塾」では、日本にいる時には文法や読解が効率がよく、外国では、耳と口を鍛えるのが効率がよい、ということで積極的に外に出てイベントや勉強会などに参加することを勧めています。
確かに英語ならまだしも、フランス語なんて本当に気をつけないと日本での日常で使う機会なんてほとんどありません。
(最近は外国人観光客がどんどん増えてきているので東京では結構フランス語聞く機会も増えてきましたが・・)
以前の記事で外国語学習におけるフィードバックの有効性について書いたものがありますが、留学中はこのフィードバック、つまりインタラクティブなやりとりの機会が転がっていますので、「外に出る」ということはとてもよいことです。
というわけで今日は雨宮さんのツイートから思ったことを書いてみました。
ではまた。
A la prochaine fois !