フランス語の辞書は何を使うか(その6)
フランス語の辞書を紹介していくシリーズ。
あと少し続きます。
仏仏辞典(紙)については、これまで
・駿河台出版社「ラルースやさしい仏仏辞典」
・Le Petit Robert Micro
の2つを紹介しました。
これら2つの辞書はとてもおすすめですが、実は大事な辞書を忘れていました。
ラルース現代仏仏辞典!
なかなか入手するのが大変なんですが、駿河台出版社の
という辞書があるんですね。
現在絶版のため中古で入手するしかないのですが、フランス語の学習方法ブログなどを見るとこの辞書を推す人がちらほらいらっしゃいます。
確か私の場合にはAll Aboutの以下の記事に感銘を受けて、私もぜひ使ってみたい、ということでヤフオクか何かで入手しましたが、実は現時点ではあまり使っていないというのが現状です。
というのも小型で持ち運びにはいいんですが、いかんせん字が小さいんですよ笑。
ただし、説明はネイティブではなくてもわかりやすいです。
今後のフランス語学習のために
実は先日、仕事の関係である業界のお偉い人たち(フランス人)が来日していたので、個人レッスン以外でがっつりフランス語を話す機会があったんですが、自分はまだまだだなぁ、というのを心底実感したんですよ。
というわけで心を入れ替えて再びフランス語をしっかりと勉強する気力が湧いてきたのですが、今回このラルース現代仏仏辞典を買うことになった上記のブログを改めて読んでみたら、中級から上級への「離陸」に関してとてもよいことが書かれていましたので以下に引用しますね。
越智:日本人学習者で中級レベルの方というと、「読解」ならなんとかできるのだけど、「会話」や「聞き取り」、「作文」が苦手という方が多いと思うのですが、どうして今「読解」なのでしょうか?検定試験なんかでも、「読解」の正答率は高い方だと思うのですが。
マガロン:「読解」といっても、単にフランス語を読んで分からない意味を辞書でひきながら日本語に訳すという作業だけではダメです。日本語を介した表面的なものではない、フランス語の語彙体系を自分の中に作り、分析を通して、フランス語の文型に触れ、フランス語的な文章パターンを、頭の中に浸透させることが必要です。
越智:そのための勉強方法について、具体的にお伺いしたいのですが。
マガロン:まずは、完全に文章の構成要素が分析し終わるまで(何が動詞で、何が主語で、目的語で、副詞か)辞書をひかない。次に、理解に必要不可欠であったにもかかわらず、知らなかったキーワードは、仏仏辞典で調べ、例文を書き写す。最後に、完全に理解した文章は、CDのお手本を使って、音読を繰り返し、今回の読解で出会った語彙が過去のものにならず、現在の使える語彙として頭の中に残るようにするというステップが重要です。
ピンときたあなた、ぜひ上級者への学習に向けてこのラルース現代仏仏辞典を活用してみてはいかがでしょうか?
私もやる気が出てきました。
ではまた次回。
A la prochaine fois !