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【文法レッスンシリーズ7】現在分詞 participe présent

NHKCDブック ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法

(以下本文中では「中級文法」と言うことにします)に沿って少しずつ文法の復習をしていくシリーズ。

第7回は「現在分詞 participe présent」です。

 

※なぜ文法の復習をしようと思い立ったのかについては、以下の記事をご覧ください。 

slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com

 

現在分詞は英語でいうと「〜ing」の形ということになるんでしょうか。

英語の場合には初級ですぐ習いますし、会話でも結構使いますが、フランス語の現在分詞(en と組み合わせて使うジェロンディフも)は文法書でも割合後ろの方に出てきますよね。

私もバリバリ使いこなせているかというと微妙です。

今回はそんな現在分詞を見ていきます。

 

 

1 おさらい 現在分詞の作り方

まず、 現在分詞の形には単純形と複合形の二つがありますのでそれぞれ見ていきましょう。ち

 

(1)単純形

現在分詞の語尾は「〜ant」となり、その語幹は直接法現在形の1人称複数形と同じ形になります。つまりnousの時の活用形の語幹に-antをつけることになります。

例:donner >>> nous donnons >>> donnant

       parler >>> nous parlons >>> parlant

       finir >>> nous finissons >>> finissant

 

ちなみに代名動詞の場合も同じですが、seの部分をme, teとはしません。

例:se lever >>> nous nous levons >>> se levant

 

例外はêtre, avoir, savoir の3つです。

être >>> êtant

avoir >>> ayant

savoir >>> sachant

 

(2)複合形

これは、助動詞être, avoirの現在分詞単純形に過去分詞を組み合わせて作ります。

例:ayant parlé

       étant allé(e)(s)

 

複合形は、「〜してから、〜したので」といった動作の完了の意味で使われます。

 

 2 現在分詞の用法

 さて、ではこの現在分詞はどのような使われ方をするのか見ていきましょう。ちなみにこれらの用法は主に書き言葉で使われます。

 

(1)形容詞的な使われ方(名詞を修飾)

これは、関係代名詞 qui と同じような使われ方ですね。

中級文法では以下の例が示されています。

 

例:Je cherche une beby-sitter ayant de l'expérience pour ma fille de trois ans.

三歳の娘のために経験のあるベビーシッターを探しています(une beby-sitter qui a 〜 )

(ところでベビーシッターに当たるフランス語はなんて言うんでしょうか?)

 

(2)副詞的な使われ方(動詞を修飾)

こちらは、原因・理由、条件、譲歩、などの意味を表します。多くは原因、理由を表します。

例:Etant malade, elle n'est pas vunue hier soir.

       病気だったので彼女は昨晩来なかった。(Comme elle est malade)

       

先ほどの複合形を使った表現もあります。

例:Etant déjeuné, il est allé au cinéma.

       昼ごはんを食べてから、彼は映画に行った。

 

ちなみに、現在分詞の主語は必ずしも主文の主語と一致している必要はありません。現在分詞それ自体の主語を持つことがあります。

例:Mon père étant occupé, c'est moi qui fait la cuisine.

       父が忙しいので、私が料理をします。

 

3 終わりに

今回は現在分詞の文章を学びました。

普通はこれに加えてジェロンディフも学ぶのですが、今回はこれまで。

それでは、また次回。

A la prochaine fois !

 

 

 

前回の文法レッスンシリーズはこちら。

 

slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com