少しずつでもフランス語マスターを目指す!

フランス語にまつわるあれこれを書いていくブログです。

フランス語の辞書は何を使うか(その4)

フランス語の辞書を紹介していくコーナー。

今回のエントリーも仏仏辞典です。

 

前回の記事では駿河台出版社「ラルースやさしい仏仏時点NIVEAU1」を紹介しました。

 

slowmotion-fmxx-society.hatenablog.com

 

今回は、より「普通の」仏仏辞書を紹介したいと思います。

 

それは、

Le Petit Robert Micro: Dictionnaire D'apprentissage De La Langue Francaise

です。

 

(2018年7月3日更新)

Le petit Robert Microですが、フランス語書籍を中心に扱っている欧明社のサイトを見ると新版が入荷されているようです。

まだ中身は見ていませんのではっきりとはわかりませんが、表紙は変わっている模様。

これから買う人はこちらを買いましょう。

www.omeisha.com

 

 

 

特長

 Le Petit Robertといえば、Larousseとならんでフランス語辞書の定番ですが、この辞書は明確に「フランス語の学習者向け」に編集されているものです。

表紙には35000語とその派生語併せて90000定義が載っていると記載されています。

大きさはディコ仏和辞典と同じくらい、厚さはロワイヤル仏和中辞典と同じくらいでしょうか?

私の手元にあるものは13,9ユーロの値札表示があるようですが、日本で買う場合には3000円ちょっとになるかと思います。

 

この辞書は(背表紙で自らも書いていますが)、語の定義が、フランス語学習者にとってシンプルでわかりやすく書かれているため中級者以上であればかなり使いこなせるようになっています。

そのほか、発音記号や文法上の注意、例文なども充実しています。

 

この辞書ですが、私はDALF・C1のオーラル試験の準備の際に持ち込みが許可されている仏仏辞典として活用しました。

ちなみに私は試験の際に自分で持参したのですが、学校の方(その時はアンスティチュ・フランセ横浜)でもこの辞書を貸し出ししていたので、語学学校の方でも一定の評価がされている辞書だと思います。

 

難点

ただし少し難点が。。

まず最近の仏和辞典の多くで採用されている、赤と黒の「二色刷り」ではないため、二色刷りに慣れていると若干視覚性に劣るかなと思えます。

 

また、普通の辞書であれば小口部分に「A~Z」の文字が印刷されて、単語を引きやすくなっていますが、この辞書にはそれがないため少々引くのに時間がかかります。

なので私はその部分に自分でアルファベを書いてしまっています。

(言葉で説明するのはわかりにくいので以下の写真を見て下さい)

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学習者用の仏仏辞典では私的に現時点では一番ベストだと思っている辞書です。

まだ購入していない学習者がいたらおすすめす。

Le Petit Robert Micro: Dictionnaire D'apprentissage De La Langue Francaise

 

今回は、「Le Petit Robert Micro: Dictionnaire D'apprentissage De La Langue Francaise」の紹介でした。それではまた。

A la prochaine fois !